愚痴や文句が多い人の心理や特徴
自分の常識が絶対と思っている
自分と違う考え方や感性を持った人を認めることが出来ない人です。
「〇〇は××と考えるのが当たり前だ。△△なんておかしい」「△△なんて普通ではない」というように自分の常識を絶対だと思い込んでいます。
そのため、他人が自分の常識から外れた言動をとると、愚痴や文句を言い出します。
承認欲求が強い
自分を認めてもらおうとするために、愚痴や文句を言う人がいます。
「俺はこんなに頑張っているのに、あいつは何もやってない、やってられないよ~」などと、自分が報われていないことを愚痴ります。
愚痴を言うことで、周囲から「そうだよね」「わかるよ」といった同調の言葉を引き出し、承認欲求を満たそうとします。
嫉妬心が強い
嫉妬心が強い人は「自分は評価されべき人物」という思いが強いので、他人が評価されることが許せません。
「羨ましい」「自分もああなりたい」といった妬みが、愚痴や文句として言葉に現れます。
※不快な話し方をする人の特徴について紹介しています。ぜひご覧ください。
愚痴、文句を言って「ぼやいている人」
バス停での会話
(あなた)「バスが遅れているみたいだな」
(ぼやいている人)
「運賃を払う時に、小銭を用意していない人がいるんだよ。準備が足りないというか、降りる前に用意しとくのが常識だよね。そういう人って、非常識だよ、なんだかなぁ。」
⇒バスが遅れる原因について、正しいことを言っているようですが、自分の常識から外れた行動をする人に対して愚痴や文句を言いたいだけです。
ぼやいている人は改善策や解決策を話すことはありません。
職場で同僚が昇格
(あなた)「〇〇さん、昇格したね」
(ぼやいている人)
「〇〇さんは、部長にゴマすりが上手いからな~。仕事は出来なくても、ゴマすりさえしとけば昇格できる会社。真面目に仕事したら損。やってらんないな~」
⇒羨ましいという嫉妬心が強く、人の幸せを素直に喜ぶことができません。
同僚に対して穿った見方をして、愚痴や文句を言います。
愚痴や文句が多い人への対処法
反応をしない
愚痴や文句を言う人に対して「そうそう」「わかる」というように同調しないようにしましょう。
相手は味をしめて、何度もあなたに愚痴を聞いてもらおうとしてきます。
逆に、「愚痴や文句はやめよう」などと注意をするのも良くありません。
愚痴や文句の矛先があなたに向いてしまいます。
関わらない
できるだけ、距離をおくようにしましょう。
職場でやむを得ず、同席してしまい、愚痴や文句が始まったら、トイレに行くなど理由をつけて席を外しましょう。
ネガティブな話を聞かされると、自分も同じような気持ちになってしまいます。
気づきを与える
愚痴を言っている人に、いくら「こうしたらいいんじゃない」と話しても、さらに愚痴が続きます。
必要なのは相手に気づきを与えることです。本当はどうすればいいのか、答えは他人から与えられるものではなく相手の内にあるのです。
例えば
「何で、あの上司は、いつも横柄なんだろうね。ムカツクんだけど」
「何か嫌なことがあったんじゃないかな?売り上げが上がらないし、部下は思うように動いてくれないし、それで、イライラして横柄な態度をとってしまうんじゃないかなぁ」
「オレはどうすればいいんだろう」
「私は、あなたの上司のことや職場のことはよく知らないから、そのことに関して、私は何もできないかもしれません」
「それは、そうだよな」
「でも、もしも、これに関して何かできることがあるとしたら、あなた自身の学びが、あなたを優秀な人材にしてくれるかもしれないよ。その上司の横柄な態度から、何か学ぶことがあるかなぁ?」
「反面教師ってことかな」
「たとえば?」
「オレはいくら管理職になったとしても決して横柄な態度をしないし、部下は大切にする」
「ステキな上司になれそうですね。いや、あなたならきっとなれる」
この会話のポイントは、「その上司の横柄な態度から、何か学ぶことがあるかなぁ?」という質問です。
人間が成長し、幸せになっていくには「学びのプロセス」が必要です。
この話し方のように、相手のなかに「学んでみようかなぁ」という気づきが芽生えれば、見違えるように成長していきます。
本日のまとめ
愚痴や文句が多い人の心理、特徴
・自分の常識が絶対と思っている
・承認欲求が強い
・嫉妬心が強い
愚痴や文句を言う人の対処法
・反応をしない
・関わらない
・気づきを与える
⇒何か学ぶことがあるのでは?といった問いかけをすることで、自分はどうすればよいのかを気づかせることができる。