WAKATU(話活)のススメ

人間関係の悩み解消!~話し方で道は開ける~楽しい人生は話し方が9割。presented by WAKATUの広場

【共感とは?】共感と同情の違いをわかりやすく解説

共感と同情の違い

「同情するなら金をくれ!」1994年、日本テレビ系で放送されたドラマ「家なき子」で有名になったセリフです。「同情」とよく似たニュアンスで混同して使われるのが「共感」です。この2つは全く違うものですが、区別がつきにくいと言われています。共感と同情の違いについて解説し、会話例を挙げて紹介しています。

 

皆さんは、共感と同情の違いをご存知ですか?

 共感と同情は、どちらも他人の気持ちに寄り添うことを意味しますが、そのニュアンスは異なります。

 共感は、相手の感情や考えを理解し、自分のことのように感じることです。一方、同情は、相手の苦しみや不幸を悲しむ気持ちです。

 このブログでは、共感と同情の違いについて、具体的な例を挙げながら説明していきます。

 また、共感とコミュニケーション、共感とサポートの関係についても解説します。

 共感と同情の違いを理解することで、より豊かなコミュニケーションを実現し、相手をより深く理解できるようになることでしょう。

共感とは?

 共感とは、国語辞典によると、他人の考え、主張、感情を自分もその通りと感じることと書いてあります。

 つまり、共感とは、相手と同じ状況に自分が置かれたらどう感じるかと想像する能力と言えます。

同情とは?

 同情とは、国語辞典によると、他人の気持ち、特に苦悩を自分のことのように親身になって共に感じることと書いてあります。

 つまり、相手の感情に自分の体験として捉えることなく、この人の痛みや不幸に対して心配や哀れみを感じ表現することです。

 

 まとめると、共感は、相手の立場で、相手の感情を理解すること、同情は「自分が相手と同じ気持ちになること、となります。

共感と同情の違い

  共感 同情
相手との関係 相手を理解する。 自分より不遇な立場が前提
対等の立場 哀れみが入る
同じ目線 上から目線

理解する

フレーム

相手の世界 自分の記憶・価値観を当てはめる
相手の立場 自分の経験則で理解しようとする
相手の気持ち

成立する

人数

2人 1人
双方のコミュニケーションを必要とする TVや誰かの話したことでも成立

共感と同情の違い会話例

仕事上でトラブルに遭った人に対して

同情「大変ですね」

⇒私まで、厄介事に巻き込まれたくないという、冷たい気持ちが伝わる。

共感「大変ですね。一緒に考えてみましょう」

⇒相手と対等な立場で、一緒に取り組もうという気持ちが伝わる。

ケガをしてしまった人に対して

同情「お気の毒です」

⇒余計な頼み事をされても困るという、距離を置いている気持ちが伝わる。

共感「お気の毒です。力になります」

⇒相手の役に立ちたいという気持ちが伝わる。

テレビで、災害に遭われた人を観て

同情「かわいそう」

⇒上から目線で、哀れんでいる気持ちが伝わる。

共感「かわいそう。私にできることは?」

⇒相手の立場で、自分も積極的に関心を持とうとする気持ちが伝わる。

 

 相手に寄り添いながら「一緒に、どうにかしよう」という気持ちを言葉にすることが、共感することではないでしょうか。

 もう一歩踏み込んで相手に寄り添えるかどうか。それが、「同情」と「共感」の分岐点になります。

共感とコミュニケーション

 共感は、コミュニケーションにおいて重要な役割を果たします。

 共感することで、相手との間に信頼関係が生まれ、より深いコミュニケーションが可能になります。

 また、共感は、相手をサポートするためにも役立ちます。

 共感することで、相手は自分の気持ちを理解してもらえたと感じ、孤独感や不安感を軽減することができます。

 

※共感力を身につける方法について紹介しています。ぜひご覧ください。

 

www.wakatusmile.com

コミュニケーション・会話ランキング
コミュニケーション・会話ランキング

人間関係ランキング
人間関係ランキング

本日のまとめ

 共感と同情は、どちらも他人の気持ちに寄り添うことを意味しますが、そのニュアンスは異なります。

 共感は、相手の感情や考えを理解し、自分のことのように感じることです。

 一方、同情は、相手の苦しみや不幸を悲しむ気持ちです。

 共感は、コミュニケーションにおいて重要な役割を果たし、相手をサポートするためにも役立ちます。

 このブログでは、共感と同情の違いについて、具体的な例を挙げながら説明しまし た。

 共感と同情の違いを理解することで、より豊かなコミュニケーションを実現し、相手をより深く理解できるようになることでしょう。